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グレーチングの宝機材

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2016.08.31   おすすめ情報

既設型枠改造費0円でグレーチングの耐荷重をアップした事例

プレキャスト型枠の活用|ハイテンだからできたこと

昨今は、既存の型枠を活用し、かつ、「同時に荷重条件を上げたい」というニーズが増えてきています。

というのも、昔は設計に考慮されていなかったT-25荷重が主流になったり、施工後に現場の状況が変わり、大型車両の通行量が増えたケースなどさまざまです。

 

型枠にかかる大きなコスト

プレキャストコンクリートメーカー様にとって、型枠代は大きな負担です。十分な需要が無ければ、型枠への投資はリスクになります。一方で、「型枠に投資しなければ、仕事が取れないかも」というジレンマもあります。そこで、そういったニーズを捉え、型枠に投資することなく耐荷重を増やした事例をご紹介します。

 

型枠の改良をせずにT-25荷重対応

あるプレキャストコンクリートメーカー様では、古くから使用していた自社の型枠がT-20用設計だったため、T-25設計での対応が難しく困っておられました。

そこで、従来品のグレーチングより、引張強度と降伏点が高く、かつ、しなやかで粘り気のあるハイテン鋼を主部材に使用した、国土交通省NETIS-V認定のハイテングレーチングをご提案したところ、お困り事を解消できたため採用に至りました。

ハイテングレーチングは、従来の普通鋼を使ったグレーチングより強度があるため、プレキャスト製品の立ち上がり部の高さ(蓋受け部の高さ)が同じでも要求された耐荷重に答えることができました。

プレキャストコンクリートの型枠

プレキャストコンクリートの型枠

道路側溝用横断(PU横断)の事例

実際の例として、道路側溝用横断300用の型枠のケースで、グレーチングの比較をご紹介します。

製品グレーチングサイズ荷重主部材主部材ピッチ(mm)重量(kg)
従来スチールグレーチング400x995x50T-207x4x5035.331.8
ハイテングレーチング400x993x50T-255x3x5035.326.6

 

重量が軽くなった

表をご覧になってわかるとおり、グレーチングサイズは従来のグレーチングとほぼ同じで、T-25荷重に対応しました。また、耐荷重が従来のSS(普通鋼)グレーチングより増えたにもかからず、重量が軽量化しています。その差はなんと-5.2kg

2リットルペットボトルで言えば、1枚のグレーチングで、2.6本分軽くなっています。

 

排水効果も高まった

さらに、グレーチング主部材の薄肉化により開口部が広くなり、グレーチング表面からの排水効率が高まりました。近年増えつつある、ゲリラ豪雨の対策としても期待ができます。

 

残存型枠の有効活用に貢献

以上のように、ハイテングレーチングの導入により、型枠投資で生じる「費用対効果が得られないリスク」を回避し、既存型枠そのままでT-25設計に対応することができました。今回の事例は、グレーチングの主部材である、ハイテン鋼の「強さ」が生かされた事例と言えます。

 

環境にやさしくエコな軽量グレーチングの活用事例

ハイテングレーチングは、従来の普通鋼を使ったすべてのグレーチング以上に「耐荷重性」や「軽さ」を兼ね備えています。また、鉄や亜鉛の資源を有効活用するハイテングレーチング(低炭素社会に貢献した次世代エコグレーチング)は、エコが当たり前になった今の時代にマッチしたやさしい環境資材です。

ハイテングレーチングの「軽さ」を活かした別の事例も紹介しております。

活用例の一部をご紹介

「軽いグレーチング」でプレキャストコンクリートを差別化

重いグレーチングを軽くしたい!大型集水桝の管理桝【平均30%軽量化NETIS-VE】

 

お問い合わせ

「ハイテングレーチング」は主部材に強度の高いSS鋼材を使用した鋼製グレーチングです。物価本品目名称(ハイテン鋼製グレーチング)として掲載されている汎用品です。一般的な鋼製グレーチングのすべての規格・規格外品(特注品)・県産品(県型)サイズに対応しております。

ハイテングレーチングの詳細はこちら

 

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