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2016.08.23 おすすめ情報
「軽いグレーチング」でプレキャストコンクリートを差別化
軽いハイテングレーチングを活用した事例をご紹介いたします。
プレキャスト製品の差別化にいかに貢献するか
プレキャストコンクリートメーカー様は、自社の製品に付加価値をつけるため日々アイデアを絞っています。しかし、実際には、製品的に差別化することが難しいと悩んでおられるのが現状です。しかも、新商品を開発しても、マーケットに広く普及するには、膨大な費用がかかります。
また予算の関係で、必ずしも投資を期間内に回収できる利益を確保できる適正価格で販売できるとも限りません。
型枠にかかる大きなコスト
実際に、商品開発で大きな投資となるのが、新たな型枠の初期投資です。
この投資を如何に早く償却できるかがポイントになりますが、そのような大きな投資リスクを抱えることなく、付加価値を創出した事例があります。
NETIS商品の軽いグレーチングへ切り替え
それは、従来のスチールグレーチングを軽いハイテングレーチング(国土交通省NETIS CB-090008-VE)に切り替えることで、既存の型枠をそのまま利用して、機能性の高いプレキャスト製品を提供することです。
FX縦断側溝蓋、FX横断側溝蓋、桝蓋などを差別化
具体的な事例として、九州のあるプレキャストコンクリートメーカー様は、自社製品を従来スチールグレーチングをすべて軽いハイテングレーチングにすべて切り替えました。
ハイテングレーチングは、従来鋼と比較して耐力の高い「ハイテン鋼」を主部材に使用することで軽量化されたグレーチングです。
グレーチングの切り替えを行うだけで、自社コンクリート製品の価値が高まりました。グレーチングの高さが同じであるため、型枠への変更は一切不要で型枠改修コストも発生しません。
実際に導入された製品の一例をご紹介いたします。
「従来グレーチング」と「ハイテングレーチング」の重量比較一例
製品名 | 従来スチール(kg) | ハイテンスチール(kg) | 重量差(kg) |
---|---|---|---|
FX側溝300用あら目T-25 L=1000 | 22.7 | 19.7 | -3.0 |
FX側溝400用あら目T-25 L=1000 | 36.3 | 29.0 | -7.3 |
FX側溝500用あら目T-25 L=1000 | 57.6 | 40.0 | -17.6 |
OTU側溝300用あら目T-25 L=1000 | 37.1 | 27.1 | -10.0 |
OTU側溝400用あら目T-25 L=1000 | 51.5 | 41.1 | -10.4 |
上記の表では、大まかに10キロ前後、軽いグレーチングになりました。
資料を常に持ち歩く営業マンは、書類が少し減っただけで、かばんが軽いと感じるようですが、たとえば、A4サイズの紙一枚は約4gですので、10kgの軽量化は、2500枚のA4紙をカバンから抜き取った軽さになります。
別のイメージでは、2リットルのペットボトル5本分が軽くなった感じです。展示会でも多くの土木業者や関係者の方に軽いハイテングレーチングを体感していただきましたが、従来とは違う感覚に驚かれます。
敷設作業が楽になった
現に、従来グレーチングを、軽いハイテングレーチングに変えた施工業者様からは、敷設作業が楽になったとのお声を多々伺います。
施工作業員の高齢化も進んでいるため、軽いグレーチングは喜ばれています。
以上のように、今回の事例では、ハイテン鋼の「軽い」という特性が生かされプレキャストコンクリートメーカー様の差別化に貢献することができました。
環境にやさしくエコな軽量グレーチングの活用事例
ハイテングレーチングは、従来の普通鋼を使ったすべてのグレーチング以上に「耐荷重性」や「軽さ」を兼ね備えています。
また、鉄や亜鉛の資源を有効活用するハイテングレーチング(低炭素社会に貢献した次世代エコグレーチング)は、エコが当たり前になった今の時代にマッチしたやさしい環境資材です。
ハイテングレーチングの「軽さ」を活かした別の事例も紹介しております。
活用例の一部をご紹介
お問い合わせ
「ハイテングレーチング」は主部材に強度の高いSS鋼材を使用した鋼製グレーチングです。物価本「月刊建設物価2016年10月号」より品目名称(ハイテン鋼製グレーチング)として掲載されている汎用品です。一般的な鋼製グレーチングのすべての規格・規格外品(特注品)・県産品(県型)サイズに対応しております。
この機会にぜひご検討してみてはいかがでしょうか。
ハイテングレーチングの詳細はこちら
※2020年3月31日をもちまして、LSハイテングレーチング(CB-090008-VE)はNETIS掲載期間が終了いたしました。