体育館の空調設備（冷暖房設備）設置工事について

体育館の空調機設置の動き

生徒の快適な運動環境、学習環境の向上、施設の長寿命化、さらには災害時の避難場所としての観点から空調機設置の重要性が認識され、近年全国的に整備工事が進められています。

文部科学省「公立学校施設の空調（冷房）設備の設置状況について」によりますと、公立小中学校の空調機設置率はR4年9月時点で普通教室は95.7％に対し、体育館は15.3%です。R2年調査時の9.0％から増加傾向ではあるものの低い状況です。

室の種類	保有室数	設置済室数	設置率
普通教室	427,891	409,621	95.7%（R2年調査93.0%）
特別教室	391,781	248,022	63.3％（R2調査57.5%）
体育館	35,437	5,422	15.3％（R2調査9.0%）

文部科学省公立学校施設の空調（冷房）設備の設置状況についてより

学校体育館に取り付けられる室内機には天吊り形や床置き形、壁掛け形などがあります。

露出する室内機には打球による故障を防ぐため防球ガードがセットで設計される場合が大半です。

室内機用や配管用防球ガードは施設を長期安全に使用するため耐久性が高く人体に安全なものを選ぶ必要があります。

空調機につける防球ガード

ポリエステル樹脂の粉体を高温で焼き付けて塗膜を形成するポリエステル粉体塗装は、人体に悪影響を及ぼすとされるホルムアルデヒドなどの有害物質を用いておらず環境・人体にやさしい塗装方法です。

また、粉体塗装は高耐久で剝がれにくいというメリットがあり、耐久試験では屋内環境なら10年以上の耐久性を想定できる結果が得られています。

高耐久で人体にやさしいFF塗装が標準仕様の防球ガードはこちらです。

防球ガードＳ

体育館の空調設備設置工事設計の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。