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2025.11.05   京都府

トンネル側溝の修繕対策工|トップシールド工法で工期短縮した事例

トンネル側溝の対策工事

京都府内の高速道路トンネルで、老朽化した側溝の修繕対策としてトップシールド工法が施工されました。

本現場では、既設の200Φ円形水路のうち7m区間を補修対象とし、側溝上部の片側のみを補修することで工期を短縮しました。

 

トンネル側溝の対策工にトップシールド工法

トンネル内の側溝は、長年の使用によりスリット部にひび割れが生じておりました。

従来の側溝敷設替えとなれば、工事が長期化し、規制期間も長くなるため、交通への影響が大きくなるのが現状です。

 

対策工におすすめの工法

トップシールド工法は、夜間工事など時間が限られている現場の対策工としておすすめの側溝改修工法です。

既設の円形水路上部を切断し、内部にハイテン鋼製の残存型枠を設置。その後、ジェットコンクリートを打設して一体化させることで、構造を強化しながら水路機能を維持します。

円形水路の中に組み立てるトップシールと工法の型枠

円形水路の中に組み立てるトップシールド工法の型枠

 

工法の特長

・既設側溝を残して施工できるため工期が早い・交通影響を最小化

・ハイテン鋼製型枠により高い強度と耐久性を確保

・既設水路を再利用することで廃材削減・環境負荷低減

 

側溝修繕工事の様子

施工は夜間工事で延長7mを約4時間半で完了しました。

高速道路トンネルの円形水路

高速道路トンネルの円形水路 施工前

 

スリット部分に亀裂が生じている

スリット部分に亀裂が生じている

 

カッターを入れる部分を罫書き

カッターを入れる部分を罫書き

 

切断前の水路

切断前の水路

 

コンクリートカッター

コンクリートカッターで切断する

 

カット後の水路

カット後の水路

 

カッターを入れた部分を斫る

カッターを入れた部分を斫る

 

カッターを入れた部分を斫る

カッターを入れた部分を斫る

 

水路の中にセットするトップシールド工法の型枠

水路の中にセットする鋼製の型枠

 

型枠セットの様子(型枠を保持するためのボルトの調整など)

型枠セットの様子(型枠を保持するためのボルトの調整など)

 

型枠セット後の様子

型枠セット後の様子

 

ジェットコンクリート漏れ止め処置

ジェットコンクリート漏れ止め処置(パテの練り上げ・塗布)

 

漏れ止め処置後

漏れ止め処置後

 

ジェットコンクリートの練り上げ

ジェットコンクリートの練り上げ

 

ジェットコンクリート打ち込み

ジェットコンクリート打ち込み

 

ジェットコンクリート打ち込み

ジェットコンクリート打ち込み

 

ジェットコンクリートこて均し

ジェットコンクリートこて均し

 

改修後の様子

改修後の様子(硬化後にボルトの引き抜き)

 

改修後の様子

改修後の様子

 

側溝改修後の効果

修繕後は側溝の健全性が回復し、排水機能が安定。トンネル構造物の長寿命化が期待できます。

 

側溝のひび割れや損傷が見つかったら

トンネルや橋梁は、現在5年ごとに法定点検が義務化されています。ひび割れや損傷があれば補修・補強の対策が講じられます。

宝機材では、円形水路やグレーチングなどの排水施設のお困りごとに対し、現場に合わせた最適な対策工法をご提案します。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

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