愛知県小牧市内で民間駐車場への乗り入れ部にハイテンCPグレーチング（シマグレ）が施工されました。

グレーチングのバーが外れ破損

現場は、民間工場の駐車場出入り口で、設置されていた細目タイプのグレーチング８枚のうち３枚が壊れてしまっておりました。

破損したままでは大変危険なため、すぐに代替品のグレーチングをはめ替えました。しかしながら、同じグレーチングを設置しても今後また破損を繰り返す可能性があるため対策を検討することにいたしました。

壊れる原因と設計条件

ハンドルを切って通過する場所に設置されたグレーチング

壊れたグレーチングは大型トレーラー専用駐車場の出入り口で使用されていたため、車輌の出入り時にハンドルを切ることでグレーチングの上でタイヤが捻じれたり、主部材の隙間に小石が挟まった状態で通過したりして。グレーチングに設計条件以上の負荷がかかっていました。

このように、当初の設計条件が適合しない場合や、通行の設計条件が周辺の環境により変わった場合はグレーチングが破損する恐れがあります。

強度が高く衝撃に強い蓋

そこで、壊れたグレーチングの入れ替えに、全方向からの衝撃に強いハイテンCPグレーチングをご提案いたしました。

ハイテンCPグレーチングとは、強度の高い鋼材「ハイテン鋼」を主部材に使用したハイテングレーチングに縞板（しまいた）を溶接し耐衝撃性を高めたグレーチングです。

通常のグレーチングに縞板を上貼りしても板の厚み分路面に飛び出してしまいますが、強度の高いハイテングレーチングと組み合わせることにより蓋の全高を合わせられるため壊れた蓋の入れ替えに最適です。

※状況により対応できない場合もございます。

車輌の通る場所をすべて対策

壊れていないグレーチングも含め、間口で車輌が頻繁に通過する4ヶ所をハイテンCPグレーチングに入れ替え、耐久性を高める対策を施しました。

駐車場のみぞ蓋は壊れていませんか？

すでにグレーチングが壊れている、大型車両の利用が多く破損が心配、このような場所はございませんか？

グレーチングの破損は放っておくと重大な事故につながる可能性があり大変危険です。一刻も早く、対策をご検討ください。