FITパワー
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ブロック塀耐震化の必要性
施工不良のブロック塀、耐用年数を過ぎた古いブロック塀は数多く存在します。
1978年宮城県沖地震では28名の方が、近年では2018年大阪北部地震では登校中の女児がブロック塀倒壊により犠牲になっています。
適切な施工や耐震化が行われていないブロック塀は、今後起こりうる大地震に備えて早急な対策が必要と考えます。
ブロック塀の地震対策におすすめの補強方法
後付け耐震金具 FIT パワー
FITパワー(フィットパワー)は、工事が難しかった場所でも省スペースで施工でき、設置後も利便性を失わずに耐震化できるコンクリートブロック塀の耐震補強金具です。
地震に耐えられる安心の構造
FITパワーのアングル支柱は鋼製+溶融亜鉛めっき表面処理のため強靭で腐食に強い材質。また、地中の構造は法⾯擁壁やトンネル天井などに使⽤されるロックボルト杭基礎⼯法を採⽤。構造計算を元にした設計で、基礎重量ではなく地盤摩擦⼒を利⽤して耐震性を高めています。
ブロック塀の控え壁として後付けできる
FITパワーは控え壁の代用として後付けでき、構造計算や国立機関での実証実験の結果からも高い信頼性がございます。
控え壁(控え柱)
ブロック塀の高さが1.2mを超える場合には3.4m以内ごとに基礎と一緒に設置します。控え壁は塀に対して垂直な壁で、地震や地盤の動きによって生じる水平方向の力に対抗しブロック塀全体の安定性を向上させます。
※社団法人日本建築学会「コンクリートブロック塀設計規準」
ブロック塀まわりが狭くならない
FITパワーは省スペース設計のため設置後も利便性を損なわず、狭い犬走りの場合でも通行の邪魔になりません。取り付け後の最大突出部はわずか約7センチです。
FITパワー耐震性能・品質
防災科学技術研究所|ブロック塀耐震実証実験
震度6強の地震を再現
国立研究開発法人防災科学技術研究所の実大三次元震動破壊実験施設(Eーディフェンス)においてコンクリートブロック塀耐震性能の検証実験を実施。
控え壁のない不適合施工のブロック塀など複数の試験体を用いて震度6強の地震を再現し検証しました。
実験結果
試験体に高層建築の耐震設計に用いられる地震波を用いて震度6弱※を加振したところで変化が見られた。
※建設省公示(エルセントロNS位相)100%
控え壁のないブロック塀
FITパワーを設置したブロック塀
震度6強でも倒壊せず
阪神・淡路大震災と同じ震度6強※を再現した実験でもFITパワーで耐震化したブロック塀は倒壊しませんでした。
※JMA神戸波100%
検証実験動画
岐阜大学工学部|静的水平力載荷試験
岐阜大学工学部と共同研究による検証試験の実施
岐阜大学工学部と共同研究による静的水平力載荷試験を実施。FITパワーで耐震化したブロック塀と施工不良のブロック塀を震度に相当する力で牽引。
試験結果
控え壁のないブロック塀
FITパワーを設置したブロック塀
荷重-変位曲線
FITパワーは、震災時にコンクリートブロック塀が瞬間的に転倒するのを防ぎ人命を保護する目的に十分以上で強靭な耐震性能を持つことが実証されました。
※FITパワーはコンクリートブロック塀の躯体そのものを守る製品・工法ではありません。
防災推奨品認定
一般社団法人防災安全協会 防災推奨品に認定
FITパワーは、震災時に有効に活用でき安全と認められる防災製品として認定されています。また、防災安全大賞2018・復興支援部門において金賞を受賞しています。
FITパワーの製造品質
品質・クオリティ
FITパワーの支柱は加工から溶接、溶融亜鉛めっき表面処理まで一貫して国内工場で製造しております。
- ISO9001品質マネジメントシステム認証取得
- 溶融亜鉛めっきJISマーク表示認証
施工方法
施工方法
FITパワーの施工方法
標準仕様での施工手順の一例です。
- 1.貫通ボルト用穴あけ
- 2.杭基礎の穴掘り
- 3.FITパワー取付
- 4.コンクリート流込み
- ※
- コンクリートブロック塀の状態や施工場所の状況によって使用できない場合があります。
施工例
FITパワー施工例
多くの施工例の中から抜粋してご紹介いたします。
控え壁のないブロック塀を耐震化
駐車場の古いブロック塀にFITパワーを後付けし耐震化しました。
民家のブロック塀を耐震化
撤去しようか迷っていたブロック塀をFITパワーで耐震化しました。
勝手口からの動線を確保
控え壁では通路が狭くなり利便性が失われるためFITパワーで動線を確保しました。
隣地境界上のブロック塀を耐震化
隣地境界中心に積まれたブロック塀をFITパワーで耐震化しました。
FITパワーはこんな場所におすすめです
- 通学路に面したブロック塀
- 控え壁がないブロック塀
- 解体撤去が難しい狭い場所
- 隣地境界上のブロック塀
- 狭隘地のブロック塀
FITパワーは古いブロック塀から新設まで控え柱として利用できます!
規格サイズ
FITパワーの基本セット内容
FITパワー規格表
道路及び隣地側GLからブロック塀の笠木下までの高さとブロックの厚みで使用する型をお選びください。
FITパワー型番 | GLからの高さ | |||
---|---|---|---|---|
1,200mm | 1,400mm | 1,600mm | 1,800mm | |
厚み100・120mm | 12型 | 14型 | 16型 | 18型 |
厚み150mm | 12型 | 14型 | 16型 | 18型 |
ブロック塀の厚み150mm以上や高さ2,000mm以上についてはご相談ください。
FITパワー万年塀対応型
万年塀対応型は15型と18型をご用意しています。
お客様の声
無視できない建築基準法。控え壁の代わりに。
長年住んだ古いお家を新築に建て替えました。でも、家の周りのブロック塀は隣人との兼ね合いから残すことにしたのです。その時問題になったのが現在の建築基準法です。ブロック塀の高さが1m20cmを超えると控え柱が必要になり、泣く泣く設置せざるを得ない状況でした。今まで家の外周を不自由なく通行できたのですが控え柱を設置すると、勝手口周辺が通れなくなってしまいます。 そこで、見つけたのが「FITパワー」でした。早速問い合わせをした結果、控え柱の代わりとなる事、構造上問題は無いとのことで直ぐに「FITパワー」を取り付けました。 愛知県 施主様
大切な植木も残し、補助金も受けられて助かりました。
築25年の古いブロック塀を解体撤去する・しないの押し問答が私の心の中で続いておりました。理由は土留め兼用の塀であり、何といっても解体と同時に手塩にかけて育てている植木と草花も撤去する必要があるという事でした。また、費用面の悩みもありました。 そこで、土木業者さんに相談したところ「FITパワー」なら大事な植木も草花を撤去しなくても補強金具を取り付けられるとの事でした。さらに、自治体の住宅リフォーム促進事業の助成金が受けられ費用の問題も助かりました。新潟県 施主様
駐車スペースを減らさずに利用者の安全対策もできる。
有料駐車場を運営するにあたり問題になったのが周りを囲う隣地境界ブロックでした。壊すことも出来ず、かといって現建築基準法に則りRC系の控え壁を取り付けると駐車キャパシティを減らす必要がある。非常に難しい決断を直ぐにしなければならなかったのですが、ゼネコンさんから「FITパワー」を紹介され、控え壁の代わりになること、そして何より大事なことは地震がおきた際、瞬時にブロック塀が倒壊することを防ぎ、お客様が車とブロックに挟まれないよう逃げる時間を稼げるという観点から採用に至りました。大阪府 施主様
お問い合わせ
FITパワーについてのお問い合わせ、お見積りはページ下部お問い合わせフォームよりお待ちしております。