おすすめ情報
- グレーチングの宝機材/HOME
- 新着情報
2017.08.29 おすすめ情報
側溝を活かすグレーチング蓋~新設・既設側溝・横断溝の活用
道路の側溝にある鉄の格子状の蓋を『グレーチング』と呼びます。
道路にあるグレーチングは鋼製が主流で、コンクリート蓋の形に合わせて成型し、高い排水機能をもたせています。日本では10mに1か所の割合でグレーチングを設置される場合が多いです。(地域や現場状況により設置間隔はさまざま)
「グレーチングは重たい」というイメージがありますが、本ブログでは強いハイテン鋼で作られた軽いグレーチングによって活かされた側溝の活用事例をご紹介します。
グレーチングの種類と側溝
まず、グレーチングは側溝のタイプによって種類や名称が変わります。たとえば、現場打ち用の「みぞぶた」、プレキャスト製品(コンクリート二次製品)用の「かさあげ」、集水桝用の「ますぶた」、そして、蓋がないプレキャスト製品にLアングルで引っかけて設置する「U字溝」があります。
グレーチングの耐荷重
グレーチングの耐荷重は、基本的に、人荷重の500kgから25トン荷重まであります。グレーチングはコンクリート側溝蓋と違い、経済性との兼ね合いから、荷重設計が細かく設定されています。一般的には、歩道、T-2、T-6、T-14、T-20、T-25です。
グレーチングの強度・耐荷重の考え方については下記の技術ページをご覧ください。
側溝掃除と軽いグレーチング
さて、みなさまも経験があるかもしれませんが、側溝掃除をする時は、コンクリート蓋とグレーチングを持ち上げて側溝内の泥をかき出します。地域で集まって清掃する光景はよく見られますが、重い蓋を持ち上げるのは重労働です。
そのような負担を少しでも軽減するために、強度のあるハイテン鋼で作った「ハイテングレーチング」は、従来の鋼製グレーチングより重量が平均30%軽く、日本全国で多数設置されました。
地域住民だけでなく、土木工事を請け負う施工業者様や、U字溝が店頭販売されているホームセンターなどでも、軽いグレーチングは人気です。
側溝のバリアフリーに活用される細目グレーチング
歩道用の側溝にはバリアフリー対策として隙間の小さい細目グレーチングが使用されます。
高齢化がすすむ社会では車いすの通行などに最適ですが、その半面、普通目タイプ(粗目・並目)に比べて重くなり、管理が大変となります。
また、主部材間の隙間が30ミリ程度ある普通目グレーチングは指を入れて持ち上げることができますが、12ミリ程度の細目グレーチングでは、指が掛けられずグレーチング持ち上げ金具などを利用して持ち上げますが、こんな時にもグレーチングの軽さは管理負担を軽減します。
側溝の危険を回避
側溝にあるグレーチングでハイヒールが挟まり転倒しそうになったり、幼稚園などの周りでは、小さい子供が指を入れて遊ぶことがあり、危険が伴います。
ハイテングレーチングは従来のグレーチングを平均30%軽量化しましたが、主部材の一部に機能的な補助部材を使うことで、さらに軽量化されたレボ細目グレーチングも好評です。
一般的なタバコも側溝に落ちることが無いぐらい極細で、ショッピングモールの入口に敷設され通行の安全を確保しました。
レボ細目グレーチングは、補助部材をニーズに応じてカスタマイズしております。例えば、エンボスが効いた滑り止め効果の高いレボ細目グレーチング(ハードノンスリップ)では、冷凍食品工場や離型剤を使った滑りやすい床の排水用側溝に活用され高評価を得ました。
既設側溝を活用したグレーチング蓋
ハイテングレーチングの「強さ」は既設側溝を活かします。鋼材に強度があることから、側溝に関する様々な課題解決に役立ちました。下記の事例をご参照ください。
ハイテングレーチングについて
以上は一例ですが、ハイテングレーチングは側溝を活かす様々な機能性を持っています。
「ハイテングレーチング」は主部材に強度の高いSS鋼材を使用することで、軽量性、耐荷重性、環境性を進化させた鋼製グレーチングです。物価本にも掲載されている汎用品です。従来の鋼製グレーチングに比べ、「経済性」も兼ね備えています。
また、一般的な鋼製グレーチングのすべての規格・規格外品(特注品)・県産品(県型)サイズに対応しております。
お問い合わせ
ハイテングレーチングは塗装ブース、乾燥ブース、クリーンルームなど各種建築設計に柔軟に対応できます。塗装ルーム新設や床修理の際には、ぜひハイテングレーチングをご検討ください。
ハイテングレーチングの詳細はこちら
※2020年3月31日をもちまして、LSハイテングレーチング(CB-090008-VE)はNETIS掲載期間が終了いたしました。